●王様44音
*「強くて優れた王だけど、ちょっちおバカな面あり」ってイメージです。

あ.慌てるな。既に策は講じてある。
い.粋がるならば最後まで貫き通せよ、なあ若造?
う.うむ……よく分からぬが、要は俺には敵わぬということであろう?
え.偉いぞ!よくやった、好きな褒美を取らせよう!
お.おい、大丈夫か?頭が悪いなら早く医師にかかれ。
か.がっかりさせるでないぞ。さあ、楽しませてもらうとするか。
き.気の済むまで見るがいい!
く.くうう、あやつめ、馬鹿にしおって……許さん!このままでは済まさぬぞ!
け.解せぬ…解せぬぞ。一体、何を企んでおる?
こ.断る。却下。駄目だ。――別の言い方もして欲しいか?
さ.最高の友人と――そう、思っているよ。
し.趣味がいいとは言えんな、貴様。
す.すまんすまん、気づかんでな。……すまんと言っておるだろうが!
せ.責任など…お前が負うものではない。任せよ……。
そ.そんな下らぬことを言うために、わざわざ来たのか?
た.誰だお前は?見ぬ顔だな。
ち.近う寄れ、苦しゅうない。……と、一度言ってみたかったのだ。
つ.つまらぬぞ。誰か芸を見せい。
て.敵にすらならんな。わざわざ出るまでもない、お前がやれ。
と.どんなことを言うやらと思えば…立場?体面?それがどうした!
な.なんだ?やたらとそいつに構うではないか?
に.逃げても良いぞ。今回だけは、許してやろう。
ぬ.ぬ?何を言っておる。これほど謙虚な王など、他に居らんぞ?
ね.願いでも掛けてみればどうだ?――ああ、すまない、無駄だったな。ははは!
の.呑気に月見かあ?……よし、混ぜよ。
は.儚く散るからこそ美しいのだ。そうは思わぬか?
ひ.――ひとりではない。いつだって、お前が傍にいてくれたではないか。
ふ.ふ。知りたいか。欲するならば応えよう。
へ.減らず口をききおって!…ふん、思ったよりも元気なようだな。
ほ.本気にしていたのか?あんなものは、冗談だ。
ま.待て、分からぬことなどあるはずが、……………………………………分からぬッ!!
み.皆まで言わねば分からんか?
む.無能どもが!それで、おめおめ逃げ帰ってきたというのか!
め.面を外せ。貴様の本性など、とっくに見抜いておるぞ。
も.もっと欲しいのだ、これでは足らん。
や.闇に陽が射すまででよい――ここに、いてはくれぬか……。
ゆ.愉快愉快!今の無礼は許してやるぞ、ははは!
よ.よく分からんが、お礼参りに来てくれるそうだぞ。良かったな。
ら.らしくないぞ、貴様。……あのことを気に掛けているなら、もう忘れよ。その方が良い。
り.理想的ではないか!ええい片時と待っていられん、俺は行くぞ!
る.留守?ここまで来てやったというのに?……ええい、なぜ来訪を予想しておかないのか!
れ.歴史の暗部というやつだ。その中に沈めてやろう、光栄に思えよ。
ろ.露骨ではないか。ふん、そんな態度を取るならもう知らぬ。……。…………。
わ.わ、笑うな!仕方ないであろう、何もかも完璧な者など存在せぬのだぞ!


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